浮きはかりともいい、濃度及び調合された釉薬の比重を計ります。測定したい釉薬液に立たせて浮かし、液面の計測値を読み取ります。
•ボーメ比重計を使うと、釉薬の濃度を測ることができます。
(数値が高い=釉薬の濃度が濃い)
※ボーメ数値は釉薬ごとに異なります。各釉薬のボーメ値を参考に、釉薬の濃度を調節します。
ボーメ比重計は、振り回さないでください。割れたりしないよう丁寧にお使いください。
■長さ21cm
【測定法とポイント】
1. ボーメ比重計が沈んでも、途中で底につかえないような深めの容器に釉薬を入れます。
2. 液体釉薬をよく混ぜ、釉が静止した時点で測定します。
※釉薬はすぐに沈澱しますので、時間が経過してからでは、正確に測定できないことがございます。
3. ボーメ比重計の上部(先)を持って、ゆっくりと釉薬の中へ入れます。
約70~68位の目盛りのところへきたら、手を放し自然に沈んでいくのを待ち、比重計が静止した時点の数値を測ります。
※比重計を上から落とし込んだり、力を加えて押し込んだりしないでください。
※比重計は一度使用すると濡れるので、洗って十分に乾燥させ水分を取り除いてから再度測定してください。
【濃度の調整】
数値は数字が大きいほど濃く、少ないほど薄くなります。
※濃い場合、水を少しずつ加えて、よく混ぜてから再度測定します。
※薄い場合、粉末釉薬を少しずつ加えて、よく混ぜてから再度測定します。
または、数時間そのままにして上水を取り除き、再度測定します。
※液体のまま容器に保存してある釉薬を使用する際は、底の固まりをよくほぐしてから濃度を調整してください。